新型コロナウイルスは、お出かけ前に自宅でセルフ検査を

健康

終わりのない変異株の出現

新型コロナウイルスの度重なる変異株の出現。現在ミュー株まで進んでいます。
ミュー(μ)はギリシャ語アルファベットの12番目の文字。
特に初めの4つ、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ株は、感染力が強く、重症化しやすく、さらにこれまでに打ったワクチンの効果が低下してしまうという可能性も指摘されています。

変異株は今後も発生していくと思われますが、ワクチンの開発や接種も、行政の対応や教育現場も、ウイルスの変化や拡大のスピードに追いつけていない状況です。ワクチンの副反応や遺伝子への影響も、特に若い世代の接種には課題が残り、安全とは決してまだ言えません。

コロナ禍で失われていく絆

感染拡大を止めるために自粛が続く日々。
なるべく人との接触を控えることは、今私たちにできる最大の対策です。
しかし今改めて、人と人とのつながりの大切さを感じます。
withコロナと言われる時代、マスクや消毒やディスタンスなど「新しい生活様式」が求められている今、コロナ禍であっても、感染対策をしながら、社会のつながりや心身の健康を維持していく方向を探っていくことも大変重要です。

SNSやオンラインミーティングなどにより、実際に会わなくても文字や画像で友人と会話を楽しむことは可能な時代でありながらも、心の距離を近づけるためには、やはり実際に時間と空間を共有し、五感を共有し、飲食を共に分け合って語り合うことに勝るものはありません。
私自身、遠く離れていても年に一度は会っていた友人との再会を、「またいつか」とコロナの終息を待つつもりでいましたが、ふと、心の距離もだいぶ開いてしまったかもしれないと感じています。

フィジカルディスタンスとメンタルディスタンスは、両方の相互関係で強化されていくもので、
切り離してどちらかだけで間に合わせることの困難さを改めて感じます。

 

コロナ禍で人と会うならぜひ

そこで期待しているのが、
ウイルス保持を自宅でセルフチェックできる検査キットです。

必要あって人混みに出かけなければならない時。
年配の方や、持病のある方と会う時。
大切な人と会う時。

「自宅で」、「簡単に」、「短時間で」、セルフチェックができるのです。
あくまでも医療レベルでの信憑性は持たないものですが、
予防を徹底した上でもぬぐい切れない感染不安の中、
必要以上に不安になったり、大切な人と会う事や貴重な外出の機会をあきらめたりしないで済むのではないでしょうか。

主流は付属のシートで鼻をかみ、もしくは唾液を採取するタイプで、いずれも10分前後で判定できるものです。

※セルフ検査キットの性能は高水準であっても判定結果は100%ではありませんのでご注意ください。感染の疑いがある時は速やかにかかりつけ医など身近な医療機関や地域の相談窓口にご相談の上、医療機関を受診してくださいね。

 

新しい生活様式の時代に

ウイルスを持ち込まない、持ち出さない、広げないために、
これまで私たちは多くの我慢をしてきました。
しかし、経済的な問題、身体的な運動機能の低下や、不安や抑うつなどの精神的な負担にどのように対処するか、withコロナの対応が問われています。