NBAで使われている公式バスケットボール(公式球)は?

お知らせ

NBAは米国の老舗スポーツメーカーを採用

NBA(Nationa Basketball Association)といえば世界最高峰のバスケットボールリーグです。最近では渡邉雄太選手や八村塁選手など日本人の活躍も話題となっています。

日本のバスケットボールリーグでは、モルテン(molten)を採用していますが、NBAでは米国の老舗スポーツメーカー「ウィルソン(Wilson)」が公式球として利用されています。

日本でウィルソンと言えばテニスなどで有名ですが、1946年のNBA創設の際の公式ボールとしてウィルソンのものが採用されました。しかし1983年からは同じく米国のスポーツ要因メーカー「スポルディング」が公式球に採用されるようになりました。バスケットボールの神様「マイケルジョーダン」が全盛期のころは「スポルディング」だったわけです。

その後、NBA75周年を迎えた2021-2022シーズンから突如ウィルソンに公式球を戻すという話になりました。ウィルソンは2018年に中国のファンドに買収され、中国資本となっています。75周年という節目に、新体制となったウィルソンから新たな提案があったようです。

公式球のみ本革仕様のバスケットボール(↓以下公式サイトより購入可能)

WilsonのAuthenticシリーズは人工皮革の屋内バスケットボール。米国のNCAAで使われているのも同様な人工皮革のもの。(以下オンラインモールで購入可能)

ウィルソン(Wilson)の歴史

ウィルソン(Wilson)は、1913年にアメリカ合衆国のシカゴで創業されたスポーツ用品メーカーです。創業当初は動物の内臓を使ったテニスラケットのストリングを製造していましたが、現在ではテニス用品をはじめ、野球用品、バドミントン用品、ゴルフ用品、そしてバスケットボール用品などを製造しています。

ウィルソンはバスケットボールの歴史にも深く関わってきました。1941年に最初のラバー製バスケットボールを製造しました。その後、1960年代には、ナイロン製のバスケットボールを製造するようになりました。そして、1970年代にはバスケットボール用品に革新をもたらし、ナイロンストリングのバスケットボールを製造するようになりました。これにより、バスケットボールはより耐久性が高く、コントロールしやすいものに進化しました。